頬骨ボトックス、筋肉が原因で張り出した横の頬骨を整える

骨ではなく筋肉が原因の横の頬骨なら、手術なしでも頬骨ボトックスでラインを整えられます。原理と施術前の確認点、持続期間をご案内します。
目次
鏡を見るたびに、張り出した横の頬骨のせいで顔が広く見えるとお悩みの方は、思いのほか多くいらっしゃいます。頬骨縮小術のような外科的な方法を調べていらっしゃる方もおられます。しかし、原因が頬骨そのものではなく筋肉の発達にあるのなら、頬骨ボトックスだけでも、なめらかなラインを十分に期待していただけます。
今回は、凹凸のある輪郭を整え、スリムなフェイスラインへ導く頬骨ボトックスの原理と特徴、そして満足のいく結果を得るために注意していただきたい点をご案内いたします。
頬骨ボトックスはどのような原理で働くのでしょうか
頬骨ボトックスは、ボツリヌストキシンという成分を用いて、過度に発達した頬骨まわりの筋肉を一時的に弛緩させ、ボリュームを抑える仕組みです。頬骨の部位は骨の上に筋肉と脂肪が覆っており、笑ったときに頬骨がとくに目立つ、あるいは無表情でも横の頬骨が張って見えるという場合は、その部位の筋肉が過度に発達しているためと考えられます。
言い換えると、頬骨ボトックスは神経伝達物質の放出を抑えて筋肉の動きを減らすことで、筋肉のボリュームを抑え、横の頬骨のラインを整えていく方法です。筋肉をあまり使わなくなると自然にボリュームが落ち、結果として張り出していた横の頬骨のラインがやわらかく整っていきます。骨を削らなくても、顔の横幅が抑えられたように感じていただけるということです。
横の頬骨ラインを整えることで変わる印象
横の頬骨が発達していると、顔立ちがピーナッツ型に見えたり、頬骨の下がくぼんで見えて実際より年齢を重ねて見えたりすることが少なくありません。頬骨ボトックスは、こうした凹凸をなめらかにつなぐ役割を担うといえます。
とくに、笑ったときに頬骨の筋肉が上がって目が小さく見えたり、きつい印象に見えたりしていた方にも、頬骨ボトックスは助けになります。筋肉の過度な収縮をやわらげるため、笑うときの表情がより自然でやわらかくなり、顔全体の面積が抑えられることで目鼻立ちがよりはっきり見えるという副次的な効果も期待していただけます。
施術前に必ず確認しておきたい注意点
頬骨ボトックスは簡単に見えますが、実際にはとても繊細なデザインが必要な施術です。薬剤が誤った位置に注入されたり、過度な量が使われたりした場合、頬骨の下がくぼんで見える「頬こけ」が現れることがあるためです。
満足のいく結果のためには、お一人おひとりの顔立ちと筋肉量、そして肌のハリを細かく診ていく必要があります。頬骨まわりの筋肉を一律に止めてしまうのではなく、必要な部分だけを選択的に弛緩させる繊細なタッチが重要です。口を開けたときや笑ったときの筋肉の動きを細かく把握し、頬こけの心配なくラインだけがなめらかに整うよう、オーダーメイドで設計していくことが求められます。
痛みと所要時間、そして持続期間
頬骨ボトックスの大きな利点のひとつは、手軽であることです。施術時間は約5〜10分程度と非常に短く、特別な回復期間なしにすぐ日常生活へ戻っていただけます。注射による施術のため多少のチクッとした感覚はありますが、アイスクーリングシステムなどを併用することで、痛みに敏感な方も大きな負担なく受けていただけます。
効果には個人差がありますが、通常1〜3週間後から徐々に現れはじめ、自然でなめらかなラインをご確認いただけます。持続期間はおおむね3〜6か月程度で、筋肉が再び発達する前に定期的に繰り返すことで、スリムなラインをより長く保ちやすくなります。ご自身の筋肉の再生スピードに合わせて最適な周期を設定することが大切だといえます。
頬骨ボトックスはこのような方に向いています
頬骨ボトックスは、頬骨が張っているすべての方に向いているわけではありません。主に、骨格そのものが大きいというより、笑ったときに頬骨の部位がとくにふくらんで印象が強く見える方、あるいは無表情のときにも頬骨の筋肉の厚みを感じて顔の横幅が広く見える方に、改善が期待できます。筋肉の動きによってラインに納得がいかない方にも、よい選択肢になり得ます。リフティング機器や手術だけが輪郭改善の答えではありませんので、頬骨ボトックスのような小さな施術だけでも、ご自身の持つ印象の良さを引き立てながらお悩みを解消していただけるということです。
大切なのは、どれだけ多く入れるかではなく、どのポイントに正確に入れるかです。お一人おひとりの筋肉の動きと顔全体の調和を考え、人工的ではない自然な美しさを完成させることが重要である、という点をぜひ覚えておいていただければと思います。
よくあるご質問
Q. 頬骨ボトックスは何回くらい受ければよいでしょうか。
A. 効果の持続期間がおおむね3〜6か月程度のため、筋肉が再び発達する前に定期的に繰り返すのが一般的です。適切な周期は筋肉の再生スピードによって異なることがありますので、カウンセリングでご確認いただくのが確実です。
Q. 頬骨ボトックスと頬骨縮小注射はどう違いますか。
A. 頬骨ボトックスは筋肉の動きを抑えてボリュームを減らす方法で、頬骨縮小注射は脂肪や軟部組織を分解してボリュームを減らす方法です。横の頬骨の原因が筋肉の発達であれば頬骨ボトックス、脂肪や軟部組織であれば頬骨縮小注射をご案内することが多く、両方の原因が重なっている場合は併用を検討することもあります。
Q. 頬骨ボトックスの効果の持続期間はどのくらいですか。
A. 個人差はありますが、通常3〜6か月程度持続するケースが多いです。筋肉が再び発達するスピードによって持続期間が変わることがありますので、定期的なケアによってラインをより長く保っていただけます。
Q. 頬骨ボトックスに副作用はありませんか。
A. まれではありますが、個人によっては一時的な内出血やむくみが現れることがあります。薬剤が過度に注入されたり位置が不正確だったりすると頬こけが現れることがあるため、お一人おひとりの顔立ちと筋肉量を精密に診たうえで施術を受けていただくことが大切です。
Q. 頬骨ボトックスはどのような方に向いていますか。
A. 骨格そのものというより、笑ったときに頬骨の部位がふくらむ方や、無表情のときに頬骨の筋肉の厚みを感じる方からよくお問い合わせをいただきます。ただし原因が骨や脂肪の場合は効果が限定的なことがありますので、正確な原因の見極めが先になります。

NUWAクリニック
皮膚科 · NUWAクリニック 代表院長
10年間で12万件を超える施術で培ったノウハウをもとに、お顔のお悩みへの答えを一緒に見つけてまいります。


