チタンリフティング、部位ごとにモードを分ける基準

STACKモードは支持靭帯層へエネルギーを集め、SHRモードは表面を均一に満たします。部位ごとの配分の考え方を江南駅のNUWAクリニックが整理します。
目次
鏡を見たときに、崩れたフェイスラインや鈍くなった深部の頬、やけに深く見えるほうれい線が目に入ることがあります。これらの部位はどれも同じ問題のように見えて、位置する層が違います。ですから同じ機器を使っても、部位ごとにアプローチが変わります。今日はチタンリフティングがどの部位にどう使われるのかを整理します。
チタンリフティングは部位ごとに使うモードが異なります。ほうれい線や深部の頬、フェイスラインのようにたるみがはっきりした場所には深い層へエネルギーを集めて入れるSTACKモードを、肌のトーンや毛穴のように表面を均一に扱う必要がある場所には広くつなげて照射するSHRモードを使います。ですからカウンセリングで決めるのは施術の可否ではなく、二つのモードの配分だといえます。
チタンのモードはどう決まりますか
支持靭帯は、皮膚と組織を骨側へつなぎ止めて固定する構造物です。
顔は表皮と真皮の上下部、そして深い場所の支持靭帯層まで層で構成されています。この支持構造がゆるむと、上にあった組織が下へ下がり、ほうれい線が深くなり深部の頬が鈍く見えるようになります。
チタンリフティングは浸透深度の異なる755nm、810nm、1064nmを併せて照射し、表皮から支持靭帯層まで分けてアプローチします。このうち1064nmが最も深い層を担います。どの部位にたるみがあるかによってモードを選択していくわけです。
ほうれい線と深部の頬はどうアプローチしますか
たるみがはっきりした場所にはSTACKモードを使います。STACKモードは深い層の支持靭帯と筋膜の部位にエネルギーを一か所へ集めて累積させる方式だといえます。ほうれい線、深部の頬、フェイスラインのように組織が下がった部分に適用してラインを整えます。
ただし同じほうれい線でも、原因がボリュームの減少であればアプローチが変わります。ですから部位だけでモードを決めるより、まず肌の問題についての分析が必要です。つまりSTACKモードが合う場所は深い層の組織が下へ下りた部位だといえますが、凹みが原因の場所とは区別しなければならないという意味です。
肌のトーンと毛穴にはどのモードを使いますか
肌の表面を均一に扱う必要がある場所にはSHRモードを使います。
SHRモードはチップを肌に密着させたあと、連続してスライディングしながらエネルギーを積み上げる方式です。真皮全体に熱が均一に伝わってコラーゲンの合成を促し、表面のキメと毛穴を整える方向に作用します。755nmがメラニン色素に反応する波長のため、この過程で肌色の整えも併せて期待できます。ただし体感の程度には個人差があります。簡単に言えばSHRモードは一点を引っ張る方式ではなく、広い面を均一に満たす方式だといえます。
部位別に整理するとどうなりますか
| 部位・お悩み | 主に使うモード | 関わる層 |
|---|---|---|
| ほうれい線、深部の頬 | STACK | 支持靭帯・筋膜層 |
| フェイスライン、二重あご | STACK | 支持靭帯・筋膜層 |
| 毛穴、小じわ | SHR | 真皮中層部 |
| くすんだ肌色 | SHR | 表皮・真皮上部 |
一人の顔のなかでも二つのモードを併せて使う場合がほとんどのため、どちらに比重を置くかは脂肪量と皮膚の厚みを確認したうえで決めていきます。
痛みの負担はどのくらいですか
照射チップの先端にサファイア接触式クーリングが搭載されています。レーザーエネルギーが浸透する瞬間、チップ表面がマイナス3度以下を保ちながら表皮を冷却します。表面が保護された状態で深い層にエネルギーが伝わるため、熱感の負担は少ないほうです。
ただし感じ方には個人差があります。痛みの負担が少ない理由はエネルギーを下げているからではなく、表面と深部の温度を分けて扱っているからだといえます。
施術後の回復はどうですか
チタンリフティングは皮膚表面に傷やかさぶたを残さない方式のため、施術直後から洗顔とメイクが可能です。施術直後は微細な赤みや熱感が残ることがありますが、おおむね短く過ぎていきます。1週間ほどはサウナや岩盤浴、スクラブ・ピーリングのように熱と刺激を与えるケアを避けてください。
フェイスラインやほうれい線でお悩みだったなら、その場所が下がったのか凹んだのかを確認することが順序です。どのモードをどれだけ使うかはそのあとに決まります。ほかのリフティングとの比較はリフティングガイドでもご覧いただけます。ご来院いただければ、カウンセリングで一緒に確認していきます。
よくあるご質問
Q. ほうれい線にチタンリフティングは役立ちますか。
A. 組織が下がって深く見える場合であればSTACKモードでアプローチします。ただしボリュームが減って生じたほうれい線であれば方向が変わるため、原因の区別が先です。
Q. STACKとSHRのどちらか一つだけ受けてもいいですか。
A. ほとんどは一つの顔のなかで二つのモードを分けて使います。たるみが主なお悩みであればSTACKの比重が、キメとトーンが主なお悩みであればSHRの比重が高くなる形です。
Q. 支持靭帯層とは何ですか。
A. 皮膚と組織を骨側へつなぎ止めて固定する構造物です。この構造がゆるむと上にあった組織が下へ下がり、ほうれい線や深部の頬が目立って見えるようになります。
Q. 麻酔は必要ですか。
A. サファイア接触式クーリングがチップの温度をマイナス3度以下に保ちながら表面を冷却するため、別途の麻酔なしで進められる方が多くいらっしゃいます。感じ方には個人差があります。
Q. 毛穴とトーンも一緒に管理できますか。
A. SHRモードで真皮全体に熱を均一に伝え、表面を整える方向でアプローチします。755nmがメラニン色素に反応するため肌色の整えも併せて期待でき、個人差があります。
Q. 施術後すぐメイクをしてもいいですか。
A. 表面に傷を残さない方式のため施術直後から可能です。ただし1週間ほどはサウナやスクラブ・ピーリングのように熱と刺激を与えるケアを避けてください。
*本施術は個人の状態によって効果と結果が異なることがあり、施術後に赤み・熱感などの反応が現れることがあります。正確な診断と施術の可否は、医療スタッフとのカウンセリングを通じてお決めください。

NUWAクリニック
皮膚科 · NUWAクリニック 代表院長
10年間で12万件を超える施術で培ったノウハウをもとに、お顔のお悩みへの答えを一緒に見つけてまいります。



