リフティング4種比較。ウルセラ・シュリンク・サーマクール・チタンのどれが合うか

リフティング機器に良い順序はなく、届く層が違うだけです。四つの機器をエネルギーと深さで比較する、NUWAクリニックのソン・ミョンスン院長の解説です。
目次
こんにちは。顔の施術より先に悩みを診断する、NUWAクリニック江南のソン・ミョンスンです。
江南の診察室でリフティングのご相談を受けると、十人のうち七人は「最近は何がいちばんいいですか」「ウルセラとシュリンクは何が違いますか」という質問から始まります。結論から申し上げると、リフティング機器には良い順序があるのではなく、届く層が違うだけです。
今日は当院で使っている四つの機器を、エネルギーと深さを基準に整理します。
リフティング機器は何が違うのか。エネルギーと届く深さです
リフティング機器は、どのエネルギーを使うか(超音波・高周波・レーザー)と、どの深さまで届くかで分かれます。
顔は上から皮膚、脂肪層、筋膜層(SMAS)の三層で見ます。たるみがどの層から来たかによって届くべき深さが決まり、その深さに合うエネルギーが決まります。ですから機器の名前より、自分のたるみがどの層なのかが先です。
ウルセラはどのような顔に合うか。筋膜層まで深く下がった方
ウルセラ(ウルセラプライム)は、高密度の超音波を一点に集めて筋膜層まで熱を伝える機器で、筋膜層から下りてきた深いたるみに使います。
ウルセラの特徴は、リアルタイム超音波画像で層の位置を確認しながら照射する点です。今この深さに筋膜層があるかを見ながら一ショットずつ置いていく方式のため、施術者が層を直接狙うことができます。
深い層を扱う分、刺激は大きいほうです。顔の肉が薄い方は頬の脂肪まで減って頬がこけて見えることがあるため、部位とショット数を慎重に見なければなりません。ウルセラを受けて頬がこけたとおっしゃる方は、ほとんどがこの場合です。同じ機器でも、どこにどの深さで入れるかによって結果が分かれる機器でもあります。
シュリンクはどのような顔に合うか。負担なく維持管理したい方
シュリンク(シュリンクユニバース)はウルセラと同じ超音波方式ですが、画像確認なしに固定された深さで多くのショットを速く入れる構造のため1回あたりの負担が少なく、初期のたるみと維持管理に使います。
カートリッジを部位ごとに替えながら、浅い層から深い層まで分けて照射します。一度に大きく引き上げるより、周期的に繰り返して積み上げていく質に近いといえます。
ウルセラの代わりではなく、段階が違う機器です。筋膜層まで深く下りてきたたるみをシュリンクだけ繰り返して扱おうとすると、費用だけ使ってそのままということもあり得ます。
サーマクールはどのような顔に合うか。肉が薄い方の「肌の積立」
サーマクール(サーマクールFLX)は、高周波で真皮層全体に熱を広く与えてコラーゲンが再びつくられるようにする機器で、引き上げるより肌そのものの弾力と小じわに焦点があります。
ボリュームを減らす方向ではなく肌を引き締める質で、効果が一度に出るというより、肌の積立のように少しずつ積み重なる機器です。ですから顔の肉が薄く、ウルセラが負担な方に先に見る場合が多くあります。ただし筋膜層から下りてきたたるみを引き上げる機器ではないため、深いたるみが明らかであればウルセラと併せて計画することもあります。
チタンリフティングはどのような顔に合うか。負担なく始めたい方
チタンリフティング(ソプラノチタン)は三つの波長のレーザーで皮膚の複数の層に熱を伝え、弾力とラインを整える機器で、痛みが少なくすぐ日常生活が可能なため、初期の弾力管理に向いています。
たるみだけでなく肌のキメやトーンまで一緒に見たい方に合います。まだ弾力が残っている段階であれば、いちばん強い機器から始める必要はないため、こちらから見る場合が多くあります。
ウルセラ・シュリンク・サーマクール・チタンの比較
| 区分 | エネルギー | 届く深さ | 合う場合 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ウルセラ | 超音波(HIFU) | 筋膜層(SMAS) | 深いたるみ | 画像確認しながら照射、刺激が大きい、肉が薄い場合は注意 |
| シュリンク | 超音波(HIFU) | 真皮〜筋膜層 | 初期のたるみ、維持管理 | 固定深度で照射、1回あたりの負担が少ない |
| サーマクール | 高周波(RF) | 真皮層全体 | 肌の弾力、小じわ | 肉が薄い顔に適する、熱感あり |
| チタン | ダイオードレーザー | 真皮の複数の層 | 初期の弾力、キメ・トーン | 痛みが少ない、回復が早い |
自分の顔に合うリフティングは、このように見ます
鏡の前で頬を軽く上げてみると、たるみがどの層から来たのかをおおよそ見当づけることができます。
軽く上げただけでラインが決まれば皮膚層のほうなのでチタンやサーマクールを見て、かなり力を入れないと決まらなければ筋膜層なのでウルセラやシュリンクを見ます。ここに顔の肉の厚みと、痛みや回復時間をどれだけ引き受けられるかを加えて決めます。
たとえば筋膜層まで下りているのに肉が薄い方であれば、ウルセラをショット数を減らして見たうえで、サーマクールで皮膚層を併せて扱うこともあります。
高いリフティングが必ずしもよいわけではありません
ウルセラがいちばん高いからといっていちばんよいわけではなく、皮膚層の弾力だけが落ちた方には必要以上の刺激になり得ます。
反対に筋膜層まで下りているのに軽い機器だけを繰り返すと、費用だけ使ってそのままということもあります。ですから私は機器の名前より、たるみがどの層なのかから見て、必要であれば3Dメタビューで組織構造を確認したうえで決めます。
リフティングを選ぶ前に必ず確認する3つ
たるみが皮膚層なのか筋膜層なのか、顔の肉が薄いのか厚いのか、肌のキメまで一緒に見たいのか。この三つが決まれば、四つの機器のうち答えはほぼ決まります。
何がいちばんよいかではなく、自分の顔には何が合うのか。その答えから一緒に探してまいります。四つの機器の位置づけはリフティングガイドでもまとめてご覧いただけます。
顔型の悩みを先に診断するNUWAクリニックのソン・ミョンスンでした。
よくあるご質問
Q. ウルセラとシュリンクの違いは何ですか。
A. どちらも超音波方式です。ウルセラはリアルタイム画像で層を確認しながら照射し筋膜層から下りてきたたるみに、シュリンクは固定深度で速く照射し初期のたるみと維持管理に主に見ます。
Q. サーマクールとウルセラはどちらがよいですか。
A. 届く層が違います。肌の弾力と小じわはサーマクール、筋膜層のたるみはウルセラのほうです。顔の肉が薄ければサーマクールを先に見る場合が多くあります。
Q. チタンリフティングとシュリンクはどちらが合いますか。
A. どちらも質の軽い機器です。肌のキメやトーンまで一緒に見たいならチタン、筋膜層寄りの初期のたるみならシュリンクのほうを見ます。
Q. リフティングを二つ一緒に受けてもいいですか。
A. 届く層が違えば併せて計画することもあります。ただし自分のたるみがどの層なのかを先に診断したうえで決めます。
Q. 顔の肉が少ないほうですが、どのリフティングが合いますか。
A. 肉が薄い場合、深い層中心の強い照射は頬がこけて見えることがあるため慎重に見ます。皮膚層中心の機器を先に見るか、深い層が必要であれば部位とショット数を調整して設計します。
Q. リフティングは何歳から受けるべきですか。
A. 年齢より、たるみがどの層から来たのかが基準です。同じ年齢でも合う機器は違います。
Q. リフティングの効果はどのくらい維持されますか。
A. 機器と個人の顔の状態、その後のケアによって変わります。正確なご案内は診断後にお伝えします。
*本施術は個人の状態によって効果と結果が異なることがあり、施術後に赤み・腫れ・熱感・痛みなどの反応が現れることがあります。正確な診断と施術の可否は、必ず専門医とのカウンセリングを通じてお決めください。

NUWAクリニック
皮膚科 · NUWAクリニック 代表院長
10年間で12万件を超える施術で培ったノウハウをもとに、お顔のお悩みへの答えを一緒に見つけてまいります。



